木村動物病院

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 子宮蓄膿症

 病気の概要

 子宮蓄膿症は、子宮内に膿汁が貯留した急性または慢性化膿性疾患です。外陰部から子宮内に細菌感染が起こることで発症し、子宮内膜の過形成と防御機能の低下がおこる黄体ホルモン期(発情後から2カ月の間)の発症が最も多いとされています。治療が遅れると子宮壊死破裂や、細菌漏出性腹膜炎、多臓器不全により命にかかわる病で、早期診断と早期治療が必要です。


 症状

 外陰部から血膿〜膿汁の排泄、発情期後も続く陰部からの出血、陰部を気にして舐めるといった症状のほか、元気消失、食欲減退、多飲多尿、脱水、嘔吐、下痢、時に無症状に進行することもあります。


 治療

 子宮卵巣摘出手術によって、膿んでいる子宮と卵巣をすべて取り去ります。また、細菌感染に対する抗生物質の投与や、脱水症状の補正を行います。抗プロゲステロン製剤による治療もありますが、治療効果と再発の可能性などを考慮すると外科治療が一般的です。
 子宮畜膿症は、事前に不妊手術(卵巣子宮全摘出術)をすることで予防することが可能な疾患です。


 
                    

 ケース1: 子宮蓄膿症

 腹囲膨満(左写真)

 X線検査にて、子宮の腫大がみられる(右写真)。



 
                    

 ケース2: 子宮蓄膿症

 手術中写真。拡張した子宮がみられる(左写真)。

 子宮を開くと流れ出す多量の膿汁(右写真)。


 
                    

 ケース3: 子宮蓄膿症

 外陰部より膿が排泄している(左写真)。

 蓄膿して拡張した子宮が摘出された(右写真)。


 
        
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