肺炎とは、肺の炎症性疾患です。感染性肺炎(細菌性、真菌性、ウイルス性、寄生虫性)、機械的肺炎(誤嚥性、吸引性)、アレルギー性肺炎(喘息)など様々あり、どれも肺胞の肥厚から酸素交換ができなくなり呼吸機能不全を起こす命に関わる病です。
無症状なものから、咳、くしゃみ、鼻汁、喀痰、発熱、呼吸速拍、元気食欲低下などの症状や、重度では努力性呼吸、起坐呼吸(お座り姿勢で喉を伸ばして呼吸)、チアノーゼ、呼吸困難などの症状がみられます。
細菌性肺炎に対しての抗生物質治療や、アレルギー性肺炎の免疫反応抑制治療など原因疾患の治療を行います。噴霧吸引療法、気管拡張剤、気道内線毛運動促進剤、さらに呼吸困難な症例では酸素室での治療が必要です。肺葉が膿瘍化した場合外科治療が必要なこともあります。早期診断と早期かつ濃厚な治療が必要です。
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