木村動物病院

群馬県高崎市吉井町池1369-1
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 椎間板ヘルニア

 病気の概要

 椎間板ヘルニアとは、脊椎の間の軟骨である椎間板が一部 脊髄神経側へ逸脱(ヘルニア)し、神経の圧迫、炎症、破壊(脊髄損傷)がおこることで、運動失調麻痺に至る危険な病です。


 症状

 一見無症状なものから、重症度に伴い、痛み、歩行異常(フラツキ)起立障害排便排尿障害無痛覚症状などがみられます。また数%では進行性脊髄軟化症による呼吸停止の危険性があります。


 治療

 絶対安静(跳躍禁止)と、消炎剤や鎮痛剤による治療を行います。理学的リハビリテーションで機能回復を目指しますが、重症度によっては外科手術(減圧的脊椎造窓術や圧迫椎間板物質の除去)での治療を行います。早急かつ濃厚な治療が必要ですので、症状が疑われる場合は病院までご相談下さい。


 
                    

 ケース1: 椎間板ヘルニア(胸腰部)

 後肢のフラツキほふく前進(右写真)、引きずり(左写真)など、片〜両側で後躯麻痺・不全麻痺がみられます。

 ダックス、ビーグル、シーズー、プードルで多く報告されています。

 
                    

 ケース2: 椎間板ヘルニア(胸腰部)

 固有位置感覚反応の消失。
  (ナックリング)


 後肢の不自然な着地に対して感知できていてません。

 
                    

 ケース3: 椎間板ヘルニア(胸腰部)

 CT画像(左:側面、右:背面)。

 脊椎(白)の中の脊髄神経(灰色)のライン上に、ヘルニアした椎間板物質(白)がみられます。。

 
                    

 ケース4: 椎間板ヘルニア(胸腰部)

 CT画像(横断面像)。

 正常な部分(左画像)と、椎間板物質のヘルニアした部分(右画像)。50%近く脊髄神経が圧迫されている。

 
             

 ケース2: 椎間板ヘルニア(胸腰部)

 手術後の3D CT画像。


 脊椎造窓術で神経圧迫に対する減圧を行います。

 
                    

 ケース5: 椎間板ヘルニア(胸腰部)

 手術中画像
 (左:椎間板物質除去前、右:除去後)。


 神経(白い部分)の下からヘルニアした椎間板物質が圧迫しています。

 
                    

 ケース2: 椎間板ヘルニア(胸腰部)

 手術翌日写真(左)と
 リハビリ中写真(右)。


 手術後、リハビリにて機能回復を目指していきます。

 
        
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